当院では、EDの診察に心電図や尿検査、性器の視診などは行いません。
例えば腹痛があって病院に行くと、いろんな検査をして診断が付きます。レントゲンを撮ったり、胃カメラを行って、胃潰瘍ですとか、盲腸ですとか、診断されて、それに合わせて薬が出たり点滴したりするのです。
でも、患者さんはEDとわかって来ているのだから余計な検査は要らないし、なんとなく恥ずかしいので検査と聞くと嫌な感じを受けてしまいます。
実際にEDの診療に検査が必要かどうかはその医師の考え方によって違うと思います。しかし、EDだからといって性器の診察までされたとしたら患者さんにとっては余計なトラウマが生まれてしまうのでは、と心配になります。
ただでさえ、EDは精神的なストレスが大きく関わっているのですから。
実際に患者さんの中にはまだ20歳代でもEDになる方がいます。 どうしてEDになるのか私にも理由はわかりませんが、非常に深刻な表情で来院されます。その年齢層の多くの方が心因性である可能性があります。そのような場合は一度心療内科を受診されることをお勧めします。
確かに50歳代や60歳代でEDになるのとは違って、20歳代でのEDは深刻だと思います。本来なら若いライオンのように元気いっぱいに性行為する時期だからです。普通に考えてEDになるには早すぎるからです。